【防災】まいにち

”賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ”と言われています。過去の災害から学ぶことは多々あります。災害への備えや心構えを常に持てるよう、【防災】は毎日していることが大事です。

”避難”することと”逃げる”こと

1962年(昭和37年)6月8日~15日 梅雨前線による大雨

 梅雨前線が西日本の南岸まで北上し、活動が活発になった。前線上を低気圧が通る際に各地で大雨を降らせ、期間中全般に100~200mmの降水があった。このため、各河川は増水した。

 特に、10日に降った雨により、兵庫県中部の加古川上流部を中心に堤防の決壊、溢水による被害が続出した。また、淡路島の三原川水系、武庫川水系、明石川水系や円山川水系の上流部でも水害が発生した。

 加古川水系新井堰水路の氾濫及び内水による国鉄線路及び水田の浸水(加古川市西大野付近)

出典 兵庫県CGハザードマップ

兵庫県 防災学習 <洪水編> 過去の洪水記録(昭和37年)

災害ではいち早い避難が身を守るためには大事です。

しかし水がすぐそこまで迫っていながら、ひとは避難しないことがあります。

平成19年台風第9号(平成19年9月)

「避難勧告」を知らせても、誰も避難しなかったアパートの住民

平塚市 50代 男性)

避難勧告※、避難指示※、僕はそういう区別もわからなかったし、避難勧告が出るなんて思いもしなかった。避難に関する協定を地元の企業と結ばせてもらったということは知っていても、台風が来たから避難しなきゃいけないなんて全然考えてなかったので、電話が来たときには驚きました。

 

うちはアパートを経営しているので、真っ先に、「アパートの人に知らせなきゃ」と思いました。自分の判断ですけれど、水がくるとすればこの方向。だから、1階の人だけには知らせておこうと、ウインドブレーカーを着て、傘をさして家を出ました。

 

玄関ドアを「コンコン」とたたいて、1軒1軒知らせて回ったけれど、アパートの1階の8軒あるうちの3軒ぐらいは、居留守を使ったか、そもそも出てこない。その他は一応出てきたんだけれども、時間が夜中の3時半でしょう。結果的に、1人も避難には参加しなかったですね。みなさん若くて、お一人の方ばっかりですから、自治会の活動とか、ゴミの件とか、集合住宅でよく問題になるけれど、その端的な例かなという感じはしました。

 

その後、相模川の水位がインターネットで分かるようになったので、雨が降るとすぐに、今は1メートルだとか、2メートルぐらいだとか、注意して見るようになりました。

 

※避難勧告とは、その地域の居住者等を拘束するものではないが、居住者等がその「勧告」を尊重することを期待して、避難のための立退きを進め又は促す行為のこと。

※避難指示とは、被害の危険が目前に切迫している場合等に発せられ、「勧告」よりも拘束力が強く、居住者等を避難のため立ち退かせるための行為のこと。

出典 内閣府 防災情報のページより 1日前プロジェクト 

 「「避難勧告」を知らせても、誰も避難しなかったアパートの住民」 : 防災情報のページ - 内閣府

 ぎりぎりまで避難しないでいると、さすがに危険な状況になります。その時は”逃げる”ことになります。

避難は自分の意志で行い、いろいろな状況を検討し配慮するこもできますが、逃げる場合はさらに切羽詰まった状態になっているためあれこれ考える時間がない状態になります。

災害では自主的に避難することが大事ですが、人はなかなか避難しない場合があります。防災訓練の中に避難訓練があるのは、避難することに慣れておき、いざという時に体が動きやすくしておくためです。

災害に遭遇して生まれて初めて避難するよりは、事前に避難することに慣れておくことが自分の身を守る防災の心得になります。

 

 

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