【防災】まいにち

”賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ”と言われています。過去の災害から学ぶことは多々あります。災害への備えや心構えを常に持てるよう、【防災】は毎日していることが大事です。

家具固定-災害の教訓を学び、事前の備えに取り組もう

1995年1月17日 阪神・淡路大震災

平成7年(1995年)1月17日05時46分、淡路島北部の北緯34度36分、東経135度02分、深さ16キロメートルを震源とするマグニチュード7.3の地震が発生しました。

気象庁ホームページ 「阪神・淡路大震災から20年」特設サイトより

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 出展 気象庁|「阪神・淡路大震災から20年」特設サイト

 

阪神淡路大震災は1月の早朝におき、多くの人は家におり室中で被災しました。そのため家具の転倒やテレビ等の家電により負傷、死亡されたり、迅速な避難ができないことが起きました。

その経験をもとに家具の固定や転倒防止が、各自の地震対策として重要です。

  阪神・淡路大震災に見る家具転倒の状況

「家具が倒れると逃げ道まで塞がれて恐いね」

負傷者は4万3千人を数え、そのなかには建物に特別な被害がないにもかかわらず、家具の転倒や散乱によって、逃げ遅れたり室内でケガを負った方も多数含まれています。これは、室内に家具や電化製品などを多く置くようになった近年の住宅事情によると思われます。

総務省消防庁ホームページより

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出典 総務省消防庁

家具の固定は、各家庭や職場でしなければならない地震対策です。

「へえ。家具って、こんなふうに倒れるの」

家具転倒のメカニズム

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 出典 総務省消防庁 

 重心が低い背の低い家具は倒れにくいと言えますが、作り付けの家具でない限り床に置いただけのものは、建物の構造や階層、置かれた状況により多様な動き方をします。家具を転倒させないためには、固定が必要です。

「壁ならどこにでも固定できるってわけじゃないよ」


家具の固定方法1

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出典 総務省消防庁

 家具を壁に固定するには、まず、壁のなかに隠れている桟を探し出す必要があります。見かけは同じでも、木造住宅の壁、集合住宅などのコンクリート壁、断熱材の入った防露壁など壁の内側は違っています。最近の集合住宅に使われる防露壁には桟が入っていないので、壁に直接、家具を固定することはできません。壁の種類がわからないときは専門家に相談をする必要があります。

「壁の桟と家具の桟をL型金物で止めるのね」


家具の固定方法2

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出典 総務省消防庁

 壁への固定はL型金物と木ネジを用います。 ただし、木ネジは壁の桟に届かないと効果がないので、ボードの厚みを考慮する必要があります。また、積み重ね家具は上下を連結したうえで最上部を壁の桟に固定するか、上下の家具それぞれを壁の桟に固定すれば確実です。

「冷蔵庫やピアノもそのままでは危ないよ」


家具の固定方法3

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出典 総務省消防庁

 冷蔵庫やテレビ、電子レンジといった家電製品や、ピアノなどの転倒防止策は忘れがちですが、実は、倒れるだけではなくて、冷蔵庫が歩き出したり電子レンジが宙を飛ぶといった事例が報告されています。まずは専門知識のあるメーカーに問い合わせてみましょう。

「家具の配置にも工夫が大切なのね」


すまい方の工夫

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出典 総務省消防庁

安全という面から家具の置き場所を見直すことも、転倒などによる被害を防ぐための大きなポイントとなります。就寝位置や出入口と家具との関係は、確認しておくことが重要です。

「重い物は低いところへ-当り前のことも忘れずにね」 


暮らしのなかのアドバイ

・大切な美術品はパテなどで固定を

・余震に備えて、下段の引き出しは出しておく

・ストーブの片付けは必ず電池を外してから

・倒れにくくする原則は重心を下げること

・ゴムのシートを敷いて食器類の滑り止めに

・吊り戸棚の扉にはロック機構の付いたものを

・食器棚のガラスには飛散防止フィルムを

出典 総務省消防庁